昨年のちょうど今頃、10日間の予定でロッキー山脈に一人旅をしに行った。
3年前にも友達を訪ねて行っている。
その時にハマってしまい、再訪問。
しかし2日目でホームシックにかかり、持って行ったビデオを録画しながら、必死にカメラに話しかけていた。
その日、宿泊したユースはとてもうるさく最悪。なので22時には眠り、早朝5時には出た。そこには数日後にもう一日予約をしてあったが、泊まってられるか!と思いキャンセルをするつもりだった。いつも通り動物探しの旅に出て、大好きなミネワンカで持って行った朝食を食べた後、次の宿探しをした。それが運命の出会い(?)を導いた。
あるユースへ行くと、隣でスムーズとは言えないが英語を喋っているアジア人の男の子がいた。どうやらチェックアウトらしい。私の予約が終わらないうちに出て行った。後ろ姿を見た時、目に飛び込んできたのは、リュックの両脇に掛けられたセッタ!たぶん日本人だ。それも変わった日本人。そう思ったが、その時は何も考えずに予約を済ませ出て行った。
少し走るとバスディーポにその人らしき人が大荷物で座っていた。
目の前を通り過ぎたが、天気も悪かったし、なんとなく気になってまた戻った。
よし、話しかけてみよう!日本人じゃなかったらバイバイすればいい。
そう思い、彼の前に車を停めた。
「あのー」「はい」 おっ、きた日本人だ!
「どこまで行きますか?」「レイクルイーズまで(↑写真の所)」 通り道だった。
「じゃ、良かったら乗っていきませんか?」「えっ、いーんですか!」
そんなこんなでうちらは出会った。
大分出身、京都大学3年生。1年休学してワーホリできたとのこと。弟とタメだった。
「バスすごい待たなきゃいけなかったんで助かります。」
いやいやこちらこそ。日本人と話せるなんて、もう涙出そうに嬉しかったもん。
これがまた喋りの達者な子でねぇ。話していて全く飽きない!
芸人さんですか?というくらい。
この時は、これから待つ事態を全く想定していなかったなぁ。
まだ始まったばかりの旅。
パート2へつづく。